2012年5月8日8:00
リアルとネットを連動させたソーシャルゲーム「Tの世界」
Tポイントアライアンス店舗で買い物をして自分の街を育成
共通ポイントサービス「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、2012年5月7日、スマートフォンや従来の携帯電話向けのTカード連動型街づくりゲーム「Tの世界」のプレス発表会を東京・六本木の「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」で開催した。
Tカードを利用していれば自動的に街づくりに反映
日常の買い物の結果がゲームと連動
CCCの「Tポイント」は、2012年3月末現在、86社4万5,000店舗が参加している。会員数は3,900万人となっており、昨年は200万人会員が増加したそうだ。日本の総人口の30.5%がカードホルダーであり、20代で見ると63.8%が利用するカードとなっている。また、Tカードの月間利用件数は約1億4,000万件と、電子マネーなどと比較しても高い数字を誇るという。
Tカード連動型街づくりゲーム「Tの世界」は、Tポイントアライアンス店舗で買い物をすればするほど“自分の街”を育成できる、ソーシャルゲームである。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ 執行役員 藤本真佐氏は、「世の中には多くのゲームがありますが、日々のリアルな買い物が楽しくなったり、お得なクーポンがもらえるといったゲームはまだまだ少なく、Tカードとゲームを連動させれば私たちにしかできないユニークなゲームが作れると思い、プロジェクトを開始しました」とサービス開発の経緯を述べる。
現在、街づくりゲームは複数あるが、「一番大きな違いはTカードを利用していれば自動的に街づくりに反映され、GPSを使ってチェックインをしたり、シリアルナンバーを打つなどの煩わしさがなく、ゲームを楽しめるのが最大の特徴です」と藤本氏は自信を見せる。
Tの世界では、TSUTAYA やファミリーマート、ENEOS、ガストなど、Tポイントアライアンス56ブランドの中から、好きな店舗を選んで自分のオリジナルの街をつくることが可能だ。T会員は、Tポイントアライアンス店舗へ来店すると、街づくりに必要な設計書があたり、店舗で買い物をすればするほど自分の街を成長させることができ、買い物で貯まったTポイント数の10倍のコインが自動付与されるという。
総合プロデューサーのおちまさと氏によると、同企画は2年前からスタートしたという。従来は、SNSゲームの中だけで完結していたものが多かったが、Tの世界は、多くの人が保持するTカードを利用して、バーチャルとリアルをスムーズに連動させることが可能になる点が大きな違いであると説明する。携帯やスマホの中で完結するのではなく、T会員が実際にリアルの店舗に行くことでゲームが進み、一方ゲームの中では実生活の特典があるという相乗効果が生まれると期待する。
登録で鈴木奈々さんの「彼氏と住みたい夢のお家」をプレゼント
ファミマなどTポイントアライアンスとの連動企画も毎月展開へ
プレス発表会には、名誉オーナーに任命されたタレントの鈴木奈々さんも登壇。鈴木さんは、ファミリーマートやガスト、シダックスなど、普段の生活の中でTカードをよく利用しているという。今回は、「彼氏と住みたい夢のお家」を披露。1階には両親、2階には自身と彼氏、3階には兄の家族が住み、屋上は鈴木さんがセットする髪型がイメージされており、6月6日までに登録を行えばオリジナルアイテムを手に入れることが可能だ。
Tの世界では、Tポイントアライアンス企業との連動企画も順次展開するという。第一弾として、期間中のファミリーマートへの来店日数が合計5日に達すると、ファミリーマートオリジナルスイーツブランド「Sweets+」の最新作「GELATO(ジェラート)」無料引き換えクーポンが当たる宝箱をプレゼントする。また、第二弾として、レストランカラオケ・シダックスとのコラボレーション企画を予定している。
CCCでは今後、毎月リアル店舗との連動を予定しているという。また、街づくり以外のゲームも提供していきたいとしている。