2012年8月29日22:31
富士通フロンテックと大日本印刷(DNP)は、すべてのCD・DVD・BD(Blu-ray Disc)などの光学ディスク向けに、国内の新周波数(920MHz)に対応した新タイプのUHF帯RFIDタグの販売を開始すると発表した。
今回、光学ディスク用タグの幅広い市場への普及を目指し、従来製品と比べて通信距離を1.5倍に高性能化し、価格を30%削減した新タイプの光学ディスク用タグを開発。新タイプの製品は、UHF帯RFIDタグの新周波数帯に対応し、すべての種類の光学ディスクに直接貼り付けることが可能だ。異なる種類の光学ディスクが重なった状態でも一括して読み取れ、管理業務の大幅な効率化を実現するという。
これまで光学ディスク用UHF帯RFIDタグは、カルチュア・コンビニエンス・クラブが2011年12月にオープンした「代官山 蔦屋書店」の映像・音楽フロアで、光学ディスクのレンタル商品管理用途に採用されたほか、金融機関や教育機関、メーカーや計算機センターなどで、重要情報を格納した光学ディスクの管理ツールとして導入された実績があるという。
なお、製品価格(税抜き)は28円(100万枚ロット)で、出荷予定時期は2012年9月末となっている。同社では、今後3年間で10億円の売上を目指す。