2012年9月4日21:13
ユーシーテクノロジとヤフー(Yahoo! JAPAN)は、2012年9月4日~10月7日まで、銀座エリアを中心にインターネットとリアル店舗を結ぶ「O2O(Online to Offline)」ビジネスの可能性と、NFC技術を活用したスマートフォンの有効性を探るための実証実験「銀座スマートスタンプラリー」を実施すると発表した。
銀座スマートスタンプラリーは、東京都および国土交通省が推進する「東京ユビキタス計画」公募実験の一環として、「東京ユビキタス計画・銀座」実施協議会、ユーシーテクノロジ、Yahoo! JAPANの3者が共同で開催する。
具体的には、ユーシーテクノロジが運営する銀座の各種情報を提供するソーシャル・ネットワークサイト「ココシル銀座」とYahoo! JAPANが運営する日本最大級のジオサービス「Yahoo!ロコ」が連携し、「銀座スマートスタンプラリー」を通して各種実験を行う。
まずオンライン(PCやスマートフォン)からの情報発信をメインとしたO2Oプロモーションによる実店舗の集客効果と、スマートフォンを活用して施設内でのみ取得できるインタラクティブな情報やポイント等のインセンティブが購買行動や顧客満足度の向上へ与える影響を検証する。
また、AR機能を活用した地図ナビゲーションの通用性と効果検証、今後のO2Oビジネスの推進に向けた調査データの収集・分析、NFC技術を活用した、同一のエリアにおける価値提供の可能性の検証を行う。
銀座スマートスタンプラリーは、銀座を代表する店舗を4つのコースに分けて巡るスタンプラリーで、Andoroid版のスマートフォンユーザーであれば専用のアプリをダウンロードするだけで誰でも参加可能だ。アプリには、Yahoo! JAPANが提供する「Yahoo!ロコ 地図」の機能を搭載し、テクノロジーによって銀座の街のナビゲーションをサポートする。各店舗に設置された専用のタグスタンドにはNFCタグ(ucodeNFC)とQRコード(ucodeQR)が内蔵されており、対応のスマートフォンでタッチすることでスタンプを取得できる。各コース内のすべての店舗のスタンプを集めると、豪華賞品が当たるキャンペーンに応募できるという。