2012年9月14日13:58
凸版印刷は、非接触IC技術「FeliCa Lite-S」に対応したICカードとICタグの新製品「SMARTICS-LFeS(スマーティックス エルエフイーエス)シリーズ」を開発したと発表した。同製品は、会員カードやIDカード、ポイントカードなどへの展開はもちろん、店舗・イベントでのプロモーション用途などへの利用を想定し、2012年11月中旬から販売を開始する。
FeliCa Lite-Sは、ソニーが開発した、ICカードなどさまざまな形状で利用できるICチップ「FeliCa Lite」の次世代製品である。FeliCa Liteと互換性を保ちつつ、セキュリティ機能を向上、さらにチップを小型化することによりさらなる低価格化を実現している。
「SMARTICS-LFeS」は、このFeliCa Lite-Sに対応したICカードとICタグの新製品である。一般的なICカード形状はもちろん、薄型ICチケットやICタグラベル、ICストラップ、ICリストバンドなどの形状に加工。会員証やポイントカード、ギフトカード、ゲームカードなどへの展開はもちろん、店舗・イベントでのプロモーション用途として利用できる。
また、同製品はソニーから2012年9月12日に発表された、FeliCa Lite-S対応アプリケーションフォーマット「FeliCaポケットLite」にも対応が可能で、会員カードやIDカード、ポイントカードなど複数のサービスを1枚のカードや1つのICタグに集約できる。
価格は、ICタグラベル形状の場合、10万枚製造時で1枚50円が目安となる。凸版印刷は同製品を、会員証やポイントカード、ギフトカード、ゲームカードなどのプロモーション用途での利用を想定し、2013年に10億円の売上を目指す。