2012年9月18日17:00
フェリカポケットマーケティングは、これまでのFeliCaポケットソリューションに加え、ソニーが開発したICチップ「FeliCa Lite-S(フェリカ ライト-エス)」向けに新たに開発された「FeliCaポケットLite」を活用したカード、端末、およびソリューションの展開を開始すると発表した。
FeliCa Lite-Sは、セキュリティ機能を簡易化し、ファイルシステムを最適化することでコストを抑えた「FeliCa Lite」シリーズの最新製品(2012年春発売)で、FeliCa Liteとの互換性を保ちながら、セキュリティの機能を向上し、さらにチップを小型化することによりさらなる低価格化を実現した非接触ICカードであるという。
FeliCa ポケット Liteは、ソニーが開発した非接触IC カード技術FeliCaのアプリケーションフォーマットで、FeliCa Lite-Sを搭載したカード内に、“ポケット”と称する領域を最大3つ設定することにより、ポイント・クーポン・スタンプラリーなどの複数サービスを1枚のカードに集約可能だ。
地域活性化分野でのソリューションとしては、スタンプラリー、「街コン」や「バルイベント(はしご酒)」などのイベント、商店街共通ポイント、介護支援ボランティアポイント、敬老入浴チケット、健康促進イベントなどが考えられる。
また、フェリカポケットマーケティングは、普及が進んでいるNFC/FeliCa搭載スマートフォンやタブレット端末等をリーダライタとして利用して、FeliCaポケット Liteにデータを書き込むアプリケーションを開発した。同アプリケーションは専用端末の設置の難しい場所や小規模な店舗などでの利用を想定している。
なお、対応端末は、NECの「NFC搭載タブレット型パネルコンピュータ」、ヴァレンシアの「NFC搭載42 インチ端末」、「FeliCaポケット専用端末」(開発中)となっている。