2013年11月7日18:47
LINEは、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」において、ローソン・マツモトキヨシの2社と協力し、主に食品・飲料・日用品などの消費財メーカー企業向けに「LINEコラボアカウント」の提供を開始したと発表した。
LINEでは、2012年6月から、当該アカウントを「友だち追加」したユーザーに対して、メッセージやクーポンを直接配信することができる「LINE公式アカウント」を企業向けに提供している。現在、国内累計99の企業公式アカウントが開設されており、購読しているLINEユーザー数は、のべ2億人以上(2013年10月末現在)となっている。
同社では、新たなO2Oマーケティングの手法として、ローソン・マツモトキヨシの大手小売2社がLINE上で開設している「LINE公式アカウント」を活用し、主に食品・飲料・日用品などの消費財を販売促進する「LINEコラボアカウント」の提供を開始した。消費財メーカー企業は、数百万人~一千万人以上の購読者を擁する、ローソン・マツモトキヨシのLINE公式アカウントから、自社商品の販売促進のためのクーポンや商品告知メッセージを配信することが可能だ。そのため、自社で新たにLINE公式アカウントを開設したり、購読者を獲得したりするコストをかけずに、すぐに見込み客へリーチすることができるという。
また、ローソン・マツモトキヨシは、自社のみのメッセージ配信に加え、消費財メーカー企業と協力して商品の販売促進を行うことで、より強力に顧客を自社店舗へ誘導するアプローチができ、店頭での売上増加につなげる効果を期待できるそうだ。
同取り組みの第一弾として、12月上旬に、ローソンのLINE公式アカウントにおいて、サントリー食品インターナショナルがローソン限定で発売する新商品「ボスカフェ ホワイトラテ」「同 ダークプレッソ」(ボスカフェ)の商品告知・クーポン配信を実施。また、11月12日から、LINE公式アバターサービス「LINE PLAY」内で展開しているローソンの公式ルームに、「ボスカフェ」専用コーナーを設置し、同じ公式ルーム内にある「仮想Loppi」から、実店舗の「Loppi」で引き換え可能な割引クーポンを配布する初の取り組みを行うという。