2014年9月11日14:49
アプリックスIPホールディングスは、同社のBeaconが、図書館検索サイトを運営するカーリルが提供する図書館向けサービスと連携して、名古屋大学附属図書館中央図書館に設置され、蔵書の検索、書架のナビゲーション、ならびに入退館時には本の返却日などの情報を通知するシステムの実証実験に採用されると発表した。
アプリックスのBeacon「MyBeacon Pro MB004」が図書館内の至る所に設置され、カーリル社が提供するアプリケーション「カーリル図書館マップ」と連携することで、日本で初めて「蔵書の検索、および目的の書架までのナビゲーション」サービスを実現することができるようになるだけでなく。また、入館時には最新イベント情報などを、退館時には借りた本の返却日などを利用者のスマートフォンに知らせることができるようになる。アプリックスのBeaconを活用することで、図書館において利用者が必要とする情報・資料などを検索・提供したり、文献探しなどをサポートするレファレンスサービスなどを強化することが可能になる。
今回、図書館に採用されるアプリックスのBeaconは、iBeacon licensed technologyを用い、商用利用向けBeaconの必須機能である位置測位の精度向上と端末の負荷を軽減する通信方式を採用し、電子認証によるセキュリティ機能などを備えている。