2015年2月2日21:23
アプリックスIPホールディングスは、同社のBeaconが、自動販売機に近づいた生活者に対して、地域のイベント情報やグルメ情報などをプッシュ型で配信できる次世代の自動販売機の開発に向けた実証実験に採用されたと発表した。
同実証実験は、北海道の札幌市円山動物園に設置された北海道コカ・コーラボトリングの自動販売機にBeaconを組み込み、大日本印刷と北海道コカ・コーラが実施する来園者向けのスタンプラリーとして活用し、多様な情報配信を行うものとなる。
「さっぽろ雪まつり」は、2015年で66回目を迎える雪と氷の祭典で、日本の冬の風物詩として、北海道のみならず日本全国や海外から240万人を超える観光客が訪れるイベントとなる。2015年は2月5日~11日に開催され、協賛行事の「円山動物園スノーフェスティバル」では、恒例の氷の滑り台、道産子馬による馬ソリ体験、世界最大級の無脊椎動物として知られているダイオウイカの冷凍標本の展示など、のイベントが実施される。
今回、アプリックスのBeacon「MyBeaconシリーズ」が、円山動物園内にある北海道コカ・コーラの3台の自動販売機内に設置され、スタンプラリー参加者が近づくと手元のスマートフォンにスタンプが押され、自動販売機周辺の動物の詳細情報が表示されるほか、札幌市内のイベントやグルメなどの情報なども閲覧できる。3箇所のスタンプが押されると、北海道コカ・コーラが運営する「ネイチャーカフェ・アース」で「さっぽろ雪まつり」限定のコカ・コーラオリジナル商品と交換することが可能だ。集めたスタンプとオリジナル商品とを引き換える際にも、同社Beaconを使用し、スタンプが3つそろったことを判定するという。