2010年11月30日13:38
凸版印刷は11月30日、身分証や学生証、入館証などIDカードの発行を行うカードプリンタとして、世界最速クラスの発行スピードを実現した新製品「CP500」を開発したと発表した。同社では安定性の改良をすすめ、2011年8月の販売開始を目指す。
CP500は、凸版印刷の従来製品の特長である顔料インキ使用による高い耐久性、セキュリティ性や、磁気カードから非接触カード、接触ICカードまで扱える高い対応力はそのままに、発行スピードを約2倍に向上。さらにサイズで約3分の2、重量で約2分の1となる小型・軽量化を実現した。CP500の導入により、省スペースで効率よくさまざまな種類のカードを使ったIDカードの発行が可能になるという。また世界唯一の独自技術(顔料インキによる印字)を採用し偽造を困難としている。さらに世界最高水準の耐光性を実現している。
同社では高いセキュリティ性と発行スピードを活かし、迅速に多数の発行が必要となる住民基本台帳カードをはじめとした、国内・海外の公的カード向けカードプリンタとしての販売を行う。