「ebisumart」が「画像WebP変換」オプションをリリース(インターファクトリー)

2024年3月28日21:55

インターファクトリーは、同社が提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」において、ECサイトの画像を画像フォーマット「WebP」へ変換してWebサイトの表示高速化を図るオプション機能「画像WebP変換」をリリースした。なお、同機能は「ebisumart zero(エビスマート ゼロ)」を利用するEC事業者も対象となるそうだ。

画像の表示速度を高速化したECサイトでSEOやCVRを改善(インターファクトリー)

WebP(ウェッピー)はGoogleが開発した画像フォーマットで、画質を担保したまま画像サイズを軽量化することを可能にしている。Googleによると、非可逆圧縮の場合で同等画質のJPEGファイルより25%~34%、可逆圧縮の場合もPNGファイルより26%、小さくできるそうだ。

Webサイトの表示速度とは、ユーザーがURLにアクセスしたあとにブラウザに指定されたページが表示される速度のことだ。ECサイトでは、商品画像などが多いため表示に時間がかかり、ユーザーが購入をあきらめて離脱してしまう可能性がある。

表示速度を高速化すれば、より良いUX(ユーザー体験)を提供でき、CVRの向上が期待できる。また、Googleは検索結果でのランキングを決定する際に「Core Web Vitals(コア・ウェブ・バイタル)」という表示速度に関する要素を考慮すると発表しており、表示速度の改善はSEO(検索エンジン最適化)にも一定の影響を及ぼすと考えられる。

画像WebP変換オプションでは、従来形式のJPG・PNGなどの画像をアップロードする運用はそのままに、Webサイトに表示させる画像を自動でWebPへ変換できるオプションとなる。また、WebP非対応のブラウザを利用しているユーザーには、自動で従来形式の画像を表示できるため、ユーザー環境によって画像が表示できなくなることはないそうだ。

「ebisumart」と「ebisumart zero」を利用するEC事業者は、同オプション機能を申し込むとWebサイトの表示速度を改善することができる。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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