2024年12月5日7:25
アドビ、2024年ホリデーシーズンのうちサイバーウィークと呼ばれる、感謝祭(2024年11月28日)からブラックフライデー(11月29日)を経たサイバーマンデー(12月2日)までの5日間を対象とした、 オンラインショッピングデータを発表した。これはアドビの分析ソリューション Adobe Analytics を通じて得られたオンラインでの商取引データからEコマースの状況を示す最も包括的な分析で、米国の小売りサイトへの1兆回以上の訪問、1億個のSKU、18の製品カテゴリーから得られたデータに基づいている。米国のインターネット小売業者上位100社の大半が、オンラインでのショッピング体験の提供、測定、パーソナライゼーションを行うためにAdobe Analyticsを利用しているそうだ。
サイバーマンデーのオンライン売上高は 133億ドルで、 前年比7.3%増となり、アドビの当初予想の132億ドルを上回った。ピーク時(米国東部時間午後8時~10時)には毎分1,580万ドルが消費されたことになる。サイバーマンデーが史上最大のオンラインショッピングの日であることに変わりはなく、エレクトロニクス(ピーク時は表示価格から30.1%オフ)、玩具(同26.1%オフ)、アパレル(同23.2%オフ)、テレビ(同21.8%オフ)、コンピュータ(同21.5%オフ)などのカテゴリーで大幅な値引きが行われた。
サイバーウィーク(11月28日から12月2日までの5日間)全体を通じてのオンライン売上高は前年比8.2%増 の411億ドルを記録した。これは、感謝祭(61億ドル、前年比8.8%増)、ブラックフライデー(108億ドル、同10.2%増)、11月30日と12月1日の週末(109億ドル、同5.8%増)の売上高が記録的であったためだ。アドビはこの額が、ホリデーシーズン全体(2024年11月1日から12月31日まで)で 2,408億ドル、前年比8.4%増 になると予想している。
今後数週間にわたってセールが続くことが予想されており、サイバーウィークが終わると値引き率はピークから下がるが、2024年12月いっぱいは、コンピュータ(表示価格から最大18%オフ)、玩具(同18%オフ)、エレクトロニクス(同17%オフ)、テレビ(同17%オフ)、アパレル(同17%オフ)、スポーツ用品(同16%オフ)、家電製品(同14%オフ)など、まだお買い得な状況が続くそうだ。