2020年11月26日17:30
カシオ計算機は、商店街・地域の活性化を目的として、高円寺パル商店街振興組合と共同で来街者データの可視化に向けた実証実験を実施する。11月から2021年9月までの期間、高円寺キャッシュレスプロジェクト参加商店街を対象に、同社の端末やサービスを順次提供。来街者の購買・顧客層・行動といった情報を収集・分析することで、商店街の課題解決や店舗運営の向上につなげるという。
「高円寺キャッシュレスプロジェクト」参加商店街は、大場通り商店街・庚申通り商店街・あづま通り商店街・中通り商店街・北中通り商店街・高円寺駅西商店街・高円寺南商店会・エトアール通り商店街・パル商店街・ルック商店街・馬橋商店街となる。
今回の実証実験では、商店街と生活者をつなぐための包括的なプラットフォームの提供を目指し、統合・蓄積・分析を行った各店舗の顧客動態や売上データを、イベントやサービスへ活用できる体制を構築する。また、実験を通じて店舗の顧客づくり・経営改善におけるIT活用の効果検証を行い、まちづくりや地域活性化を支援するそうだ。
具体的には、①高円寺パル商店街の一部店舗に電子レジスター「SR-S4000」「V-R200」を設置、② ビーコン端末を設置し、顧客の動態データ取得をサポート、③ クラウドサービス「ECR+Premium」を提供、レジと接続して売上分析が可能な体制を構築、④店舗の希望に応じて電子決済端末「V200c」とQRコードリーダーを設置、キャッシュレス決済への対応を支援、⑤ 高円寺パル商店街アプリやSNSの運営を支援、⑥ 集客支援サービスを提供、⑦ 高円寺エリアの計11商店街に「V200c」の導入を支援、を行う。
同社では、今回の実証実験やニーズ検証、効果測定の結果を、今後のサービス拡充や品質向上に生かすと共に、従来のプロダクトアウト型のビジネスから、店舗や商店街の課題解決をサポートするソリューションビジネス型への事業転換を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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