2020年12月7日18:42
きらぼし銀行グループのきらぼしテックは、2020年度中の実用化を目指し、前給サービスを活用した新しいスマートフォン向けアプリケーション「ララQ」の開発プロジェクトを進めている。同社では、2020年4月よりLINE Payと連携して行ったデジタルマネーチャージの実証実験の結果を報告した。
同プロジェクトは「共創」と「非接触」をテーマに進めており、今回の実験にはグループ会社であるきらぼし銀行の役職員約100名が参加した。LINE Payが提供する「LINE Payかんたん送金サービス」を利用して、前給サービスにデジタルマネー「LINE Pay」で受け取る機能を試験的に実装し、 前給アプリ「Can-day」を使って実際に受け取り操作を体験してもらった。
その結果、前給サービスとデジタルマネーでの受け取り機能とのシステム連携について、 問題なく稼働することを確認できたという。また、操作におけるユーザビリティ(使い易さ、 満足度)について、参加者の約8割が「前給サービスからスムーズにLINE Payで受け取ることが出来た」と回答し、一定のユーザビリティが認められたとしている。
今後は、各社の電子マネーとの連携やUI(ユーザーインターフェース)のさらなる改善などの課題解決に取り組みながら、より利便性の高いサービスの開発に努めていきたいとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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