2020年12月9日15:12
富士通とZippin(ジッピン)はこのほど、Zippinが開発するレジレスソリューションの再販を開始することで合意したと発表した。
同合意に基づき、富士通は世界初のZippinの総代理店として、2021年3月までに日本市場向けにZippinのレジレスソリューションの提供を開始し、新たなマイクロマーケット向けAIスマートストアビジネスの創出を目指す。また、今後は協業を強化し、日本以外の地域への展開も検討するそうだ。
なお、本合意は、富士通およびZippinが参画する、ローソンが2020年2月より実施しているレジなし店舗の実証実験の成功が後押しとなり、締結に至った。
さらに、同協業を通じて、富士通はレジレスソリューションの活用とキャッシュレス化を基軸に、富士通研究所が開発したマルチ生体認証による本人認証、省人化・省力化・無人化オペレーション、非接触・非対面オペレーションといった周辺機能の強化・拡充を図り、2021年9月までに、新たな購買体験を実現するソリューションを開発し、提供開始する予定だ。リアルな顧客接点が重要なファクターとなる小売企業に対して同ソリューションを提供することで、レジ待ちなし、フリクションレス、さらに財布やスマートフォンさえも不要な手ぶらでの購買体験による消費者の満足度向上、新しい小売業態の創出を通じたビジネス収益の改善を支援するとしている。
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ペイメントナビ編集部
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