2020年12月25日6:50
南海電気鉄道、三井住友カード、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、 2021年春より南海電鉄の一部の駅において、Visaのタッチ決済とQRコードによる入出場の実証実験を実施すると発表した。駅の改札でVisaのタッチ決済による入出場を可能とするのは国内初となる。2021年春から2021年末までの実施を予定している。
今回の実証実験では、大阪ミナミの中心地「なんば」と関西の空の玄関口「関西国際空港」や、「和歌山」、 世界遺産「高野山」を結ぶ南海電鉄の一部の駅にVisaのタッチ決済用改札機を設置する予定だ。これにより、日本国内の利用者に加え、海外からの旅行者もVisaのタッチ決済対応カード一枚で移動から買い物まで完結できる。
なお、今回、同事業は国土交通省から日本版MaaSの普及に向けた基盤整備の一環であるキャッシュレス決済の導入に対する支援事業に選定されている。
実証実験では、 2種類のサービスを提供する。「都度利用」では、Visaのタッチ決済機能のあるクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードを、入場時と出場時に改札機へかざすことにより、改札通過と運賃精算をすることができ、普段使用するVisaカードにより乗車区間の運賃をその都度決済する。「事前購入」では、南海電鉄が提供するアプリまたは販売サイトで企画乗車券を事前に購入し、スマートフォンに表示されたQRコードを入場時と出場時に改札機へかざすことにより改札通過を可能とする。
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ペイメントナビ編集部
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