2021年3月4日16:04
「第55回スーパーマーケット・トレードショー2021」が2021年2月17日~19日まで、幕張メッセ(千葉県美浜区)で開催された。スーパーマーケットでは、新型コロナウィルス感染拡大を機に、さらに消費者がキャッシュレスの意識が高まっているが、会場では決済関係の展示も行われていた。
フクシマガリレイは、「リアイル」参画企業6社の内5社より、トライアルグループのRetail AIが開発した、プリペイドカードと連携した「スマートショッピングカート」、「AIカメラ」などを活用した最新販促事例、新型ショッピングカートのプロトタイプや最新型の店舗用デジタルサイネージを展示した。
POSとVerifone(ベリフォン)製端末を連携させたソリューションを展開する寺岡精工は、フルセルフレジとスマホレジ専用精算機の計9台で構成する実店舗のチェックアウトエリアを会場内に再現。「アテンダントの最少化」を目的に、1人の店舗従業員が9台のレジに対応可能な「ワン・アテンダント」を実演した。すでに導入している店舗では、キャッシュレス決済比率が7割を超えているそうだ。
スマートフォンを利用した買い物サービス「Shop&Go」は、食品スーパーのマルトで採用されている。スマートフォンの専用アプリを使って商品をスキャン、キャッシュレスによるセルフ会計が可能だ。自身のスマホで会計を行うことができるため、レジ待ちの渋滞を回避することが可能だ。
寺岡精工の「HappySelf(Generation3)」は従来端末より小型化
壁掛け、キャッシュレス専用端末としても利用可能
また、2021年4月末に発売予定のキャッシュレス決済に対応したセルフレジ「HappySelf(Generation3)」を先行展示。同社の従来端末に比べ、「より小型化して、壁掛け設置にも対応できます」と寺岡精工の説明員は話す。セルフレジ、セミセルフに対応可能で、1台のスペースで2台分のレジを展開できるのが特徴だ。
決済手段は、クレジットカード、非接触電子マネー、QRコード決済などに対応できる。タッチパネルを利用して利用者自身でレジを操作でき、レジ袋の有無も選択可能だ。会場では、キャッシュレス専用レジのデモを行っていた。