2010年12月25日9:00
Visaの発表によると、2010年度のカード取扱高で大きく伸びたのはラテンアメリカとカリビアンで20.3%の伸びとなった。金額ベースでは2,530億ドル。
中でもブラジルの伸びは23%と飛躍した。BRICsの一角を占めるブラジルは経済成長が依然として続いているようだ。
メキシコの取扱高は14%だった。残りの国々は平均17.1%の伸び。つまり南米とカリブ諸国の20.3%という伸びの原動力になっているのはブラジルだということがわかる。
この成長を支えているのが富裕層である。Visaのゴールドカード、シグネチャー、プラチナ、さらにその上位ランクのインフィニットの取扱高が伸びている。
やはり景気がいいとプレミアムカードが使われる。カードの付加価値合戦も熱を帯びている。たとえばペルーでは、アートオークションに特別参加できるサービスを提供。ブラジルやメキシコでは有名シェフの特別イベントへの招待などを実施している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。