2011年2月21日9:00
ソーシャルゲームの決済プラットフォームを提供するプレイスパン(Playspan)を買収する、とVisaが発表した。
プレイスパンは2006年創業のベンチャーで、主にソーシャルゲームなどデジタルコンテンツの決済ソリューションを提供。
Facebookをはじめ、1,000社近いソーシャルゲーム会社と契約し、世界180カ国で90種類以上の決済方法に対応している。
2010年世界のEコマース売上は9,480億ドルに達した。Visaの発表によると、米国Eコマース決済では45%がVisaネットワークを利用。Eコマース決済は年率25%で成長しているという。
プレイスパンはEコマースのなかでもデジタルコンテンツの特化しているが、2010年の取扱高は約250億ドル。それが2014年にはなんと2,800億ドルになると予測している。
Visaは買収に1.9億ドルを現金で支払い、実績に応じたプレミアムを設ける予定だ。買収完了はVisaの2011年第2四半期。
成長分野での決済プラットフォームをもつ会社の企業価値は高い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。