2021年3月11日8:30
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、「PCI P2PEソリューション」のプロバイダ認定機器に特定加盟店向け組込用機器 ICM330を追加した。
PCI P2PEは、PCI Point-to-Point Encryption の略となり、決済端末とセンター間でカード情報を暗号化させるセキュリティ方式で 「PCI P2PE 」は PCI SSC が定めた P2PE のセキュリティ基準となる。TMNは2018年に、クレジットカード決済サービスの提供にともない、「PCI P2PE ソリューション」のプロバイダ認定を取得した。今回、特定加盟店向け組込用機器 ICM330 を追加することにより、TMN の「PCI P2PE ソリューション」対応機種ラインナップは4種類となった。「JT-R600CR mk1 (Panasonic 製:4-10208)」「JT-R600CR mk2 (Panasonic 製:4-30346)」「UT-X10 (TMN 製:4-70035)」「ICM330 GEN5 (日本電産サンキョー製:4-70039))がPCI P2PEに対応している。
割賦販売法改正により、クレジットカード取引を行う加盟店は、カード情報の非保持化または、PCI DSSの準拠が義務付けられた。加盟店がTMNの「PCI P2PE ソリューション」を導入することで、カード情報の非保持化と同等/相当のセキュリティ措置の実現に加え、PCI DSSの取得要件を約 10 分の 1 以下に縮小することが可能だ。