2021年4月15日16:30
リードエグジビションジャパンは、2021年4月14日~16日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)において、XR技術(VR・AR・MR技術の総称)の専門展「第1回 XR総合展」を開催している。TISのブースでは、ウォレットサービスを使用したVR空間で完結する「XR Pay」のショッピングデモを行った。
VR空間上の店舗で商品選択から支払いまで可能に
「XR Pay」はXR空間上に仮想店舗を構築し、商品売買の決済までをXR空間で行えるサービスだ。今回の展示会ではVR上でのショッピング、決済のデモを実施した。自身の購入する商品や決済を手元で管理することを意識してサービスを構築したそうだ。TIS インダストリー事業統括本部 金融事業本部 カード第2事業部 カードシステム第2営業部 上級主任 松下江美子氏は「どのプラットフォームでも同じUI(ユーザーインタフェース)、同じセキュリティで管理できることを意識しました」と説明する。
「XR Pay」では、従来のVRショッピングではWebサイト経由で実施していた決済をXR空間内で完結することができる。デモではアパレルショップをイメージした空間を作りこんだ。利用者はVRゴーグルと、両手で操作できるコントローラを装着。VR空間において、手のコントローラを回転するとウォレットメニューを表示。仮想空間に表示された商品の中から好きな物を選び、カートにドラッグして追加する。商品は空間上に見せることを意識しており、手の位置がどこにあるか把握できるようにポインターの位置は手から光で照射している。
「XR Pay」のマーケットプレイスサービスでは、XR空間上での店舗出店に必要な商品管理や会員管理など各種機能を提供する。利用者のウォレットにはクレジットカードや配送先情報が登録されており、商品や金額を確認してID決済が可能だ。
ARでのサービスも今後検討へ
スポット対応が多かったVR決済の商用化目指す
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