2021年4月28日0:05
オリエントコーポレーション(オリコ)とFivotは、2021年4月27日よりモバイルフィンテックサービス「IDARE(イデア)」の提供を開始すると発表した。
IDAREは、さまざまな金融機能をスマートフォン完結で提供するモバイルフィンテックサービスだ。IDAREには、 会員登録と同時に発行されるVisaプリペイドカードによる決済機能、決済額の端数をおつりに見立てて自動で振り分ける貯金機能、独自の審査に基づいて与信枠が付与される借入機能を搭載している。使う・貯める・借りる、のすべてがスマホで完結する利便性の高さを軸に、若年層を中心とした幅広いユーザーに利用してもらえるように展開していくという。
なお、ぢうサービスにおいては、 Fivot が会員募集やカード発行および会員の照会業務などの顧客管理・審査・システム運営を行い、オリコがVisaブランド対応を行う。
具体的には、即時発行されるバーチャルプリペイドカードと、 希望に応じて発行可能なリアルカードを提供する。利用者は、アプリインストール後、会員登録を行うとバーチャルVisaプリペイドカードが即時発行される。コンビニATMやクレジットカードなどでチャージすることでインターネット決済で利用可能だ。
利用時にはリアルタイムで残高が更新され利用履歴を確認できるため、使い過ぎや不正利用を防止することにもつながるとしている。また、万が一のカード紛失時にもアプリからすぐに利用停止/解除をすることが可能だ。
また、自分好みのルールを設定することで、決済のたびに端数を自動で貯金へ振り分ける機能を提供する。自動でおつりが貯まっていくため、貯金が苦手な人でも着実に貯めることが可能だ。さらに、おつりで貯めた保有額に対して毎月ボーナスポイントを付与。貯めれば貯めるほど、貯金が加速する体験を提供するとしている。
さらに、利用申請をすると、本人確認を経て、独自の審査に基づいた与信枠を提供する。同機能により、プリペイドに残高が無い場合でも 提供された与信枠の範囲でVisaプリペイドカードによる決済が可能だ。また、借入時・返済時にかかる事務手数料を無料にすることで、 ユーザーの負担を限りなく排除しているとした。
さらに、ユーザー間の送金機能や決済と同時に利用履歴が更新される「ヒストリー機能」などを提供する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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