2021年7月12日8:17
ギフティは、飲食店のモバイルオーダー立ち上げプラットフォーム「PICKS」(ピックス)を運営するDIRIGIO(ディリジオ)との間で、資本業務提携契約を締結し、DIRIGIOが実施した第三者割当増資を一部引き受け、2021年7月1日に出資を完了した。両社は、事業面における協業も強化し、DIRIGIOが提供する「PICKS」のユーザーである個店を中心とした飲食店に対し、ギフティが展開する「eGift System」および「giftee Loyalty Platform」(ギフティ ロイヤルティ プラットフォーム)を提供し、飲食店のDXを支援する施策を提供する。なお、同日、ギフティ代表取締役鈴木達哉氏が、DIRIGIOの社外取締役に就任した。
ギフティは、eギフトの発行から流通まで一気通貫で提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で展開している。主力サービスは、カジュアルギフトサービス「giftee」、eギフトやチケットを発行し販売する「eGift System」、また、eギフトを活用した法人向けソリューション「giftee for Business」、地域活性プラットフォーム「Welcome ! STAMP」の4サービスあり、個人、法人、自治体などにサービスを提供している。
DIRIGIOは、個店を中心にモバイルオーダーの開発から運用までを一気通貫で提供するモバイルオーダープラットフォーム事業を展開している。DIRIGIOが飲食店向けに提供するサービスは大きく2つで、自社モバイルオーダーサイト(Picks Original Web)およびアプリ(Picks App)の構築を可能とするシステムと、DIRIGIOが運営するテイクアウトポータル「Picks」への掲載による販売チャネルの提供となる。現在累計で3,500店舗を超える飲食店で利用されているそうだ。
同資本業務提携は、ギフティが推進する成長戦略の一環であり、eギフトプラットフォームおよびeギフトの流通額を拡大し、プラットフォームの利用価値を高めるとともに収益の多様化を図ることを目的としている。今回の業務提携により、DIRIGIOのサービスを導入する飲食店に対し、「eGift System」および「giftee Loyalty Platform」を共同で提供し、eギフト市場への参入を促進し新たな収益機会の獲得をサポートするとともに、既存顧客のロイヤルティ向上に寄与する施策を提供していく。また、中期的には、両社のサービスを掛け合わせ、“モバイルオーダーを起点とした飲食店のDX支援”にも取り組む予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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