2021年8月19日12:05
楽天グループは、ネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」を2021年内に提供開始すると発表した。それに先立ち、群馬県を拠点に1都14県でスーパーマーケット「ベイシア」138店舗を展開するベイシアと、同プラットフォームへの出店について合意する契約を締結した。
同プラットフォームを通じて、楽天は、合同会社西友と協働運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、全国のスーパーマーケット事業者を対象に、受注管理やオンライン上の決済などネットスーパーを運営するためのシステムを提供する。また、集客や販促活動の支援、配送に伴うオペレーション立ち上げのコンサルティングなどを一気通貫で行い、これにより事業者は初期費用を抑えながら、早期にネットスーパーを立ち上げることが可能となる。
ユーザーにおいては、同プラットフォーム上で郵便番号を入力すると、居住エリアへの配送に対応するネットスーパーを検索でき、サービスの利用が可能だ。決済時に楽天IDでログインすることで、事前登録した住所やクレジットカード情報などを利用して買い物ができるほか、「楽天ポイント」を貯めたり使ったりすることができる。
「楽天西友ネットスーパー」の2021年1月から3月の売り上げは前年同期比29.9%増、また4月から6月の 売り上げにおいても前年同期比28.4%増と継続的に伸長しているそうだ。事業者のネットスーパー参入意欲が高まる一方で、ネットスーパー運営についてのノウハウ不足やシステム開発のコスト負担などが課題となっていることから、楽天は、同プラットフォームの提供を通じて事業者のネットスーパー事業参入を支援するとした。
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ペイメントナビ編集部
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