2021年9月2日7:00
新生銀行とUSEN-NEXT HOLDINGSとの共同出資による金融サービス企業のUSEN-NEXT フィナンシャルは、アプラスと共同して、USEN-NEXT GROUPの利用者に向けた事業性融資「USEN-NEXT データ・レンディング」の提供を、2021年9月1日より開始した。
同商品は、決算書や確定申告書など従来の財務諸表のみに依存した与信審査ではなく、POSレジ、会計ソフト、銀行口座取引情報などを審査の対象として加え、特にUSEN-NEXT GROUPが提供するタブレット型POSレジ「Uレジ」を利用している顧客の売上情報を活用したトランザクションデータ・レンディングだという。当面はこうしたトランザクションデータを金利設定等に活用し、将来的には与信審査に活用していく予定だ。
FinTech企業であるクレジットエンジンが提供するオンラインレンディングの技術を活用した新たな取り組みであり、 USEN-NEXT GROUPの顧客によりフォーカスした新たな融資商品であるとしている。
USEN-NEXT フィナンシャルでは、2020年8月から、USEN-NEXT GROUPと取り引きのある個人事業主・法人向けに金融サービスの提供を開始しており、「ビジネスクレジット(個品割賦・分割払い)」、「事業用クレジットカード」および「リース」の取り扱いを行っている。ビジネスクレジットの利用により、USEN-NEXT GROUPが幅広く提供する、事業開始時に必要な設備機器などの購入時の分割払いによる負担軽減や支払金額の平準化が可能となる。 事業用クレジットカードは、日々の仕入資金や経費などさまざまな場面で使用でき、支出をクレジットカードに集約することで経費管理を効率的に行うことができるとしている。また、リースは、月々一定額のリース料を支払うことで、設備機器などの投資金額を平準化できるメリットを提供しているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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