2022年1月13日18:38
ジェーシービー(JCB)は、マレーシアのSoft Space Sdn.Bhd.(本社:クアラルンプール)と資本業務提携し、 Soft Spaceに対して約5百万USドルを出資するとともにマレーシアでのJCBカード発行および加盟店獲得業務に関するライセンスを付与したと発表した。
JCBは、2021年にシンガポールの現地法人傘下に既存のカード決済事業の枠組みを超えたサービスの開発、新たなビジネスの創出を目指すASEAN事業創造部を設立するなど、 ASEAN地域を戦略強化マーケットと位置づけ、さらなる事業の拡大に注力しているという。
今回の提携は、JCBのグローバルネットワークを活用して事業を拡大したいSoft Spaceと、 Soft Spaceの先進的なテクノロジーや事業ノウハウを活用してASEAN地域の事業を強化したいJCBの戦略が一致し、実現した。
同提携により、Soft Spaceの提供するTap on Mobile端末を活用したマレーシアでのJCB加盟店ネットワーク拡大やモバイルでのカード発行が実現することに加え、同社の端末を活用したASEAN域内の金融機関に対する新たなマーケティングソリューションの提供等、 カードビジネスを超えた幅広い領域での事業提携を実現するそうだ。
なお、Tap on Mobile端末は、市販のスマートフォンやタブレットにSoft Spaceのアプリケーションを入れるだけでJCBコンタクトレスの取り扱いやSoft Spaceの各種マーケティングサービスが利用できる端末として使用できる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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