2011年2月7日7:50
奈良県吉野町とイオンは2月4日、吉野町の産業振興、観光振興および地域の発展を目的とした提携について合意したと発表した。
同提携の第一弾として、2011年3月下旬から、イオンの電子マネー「WAON」に吉野千本桜をデザインした「吉野さくらWAON」を発行すると発表した。販売場所は西日本エリアを中心としたジャスコやサティなど約70店舗および吉野町の加盟店となる。
「吉野さくらWAON」は、カードの表面に吉野が誇る「吉野千本桜」を冠し、裏面には吉野山のシンボルである、世界遺産「金峯山寺蔵王堂(国宝)」を配している。同カードがイオンの店舗やファミリーマート、マクドナルド、吉野家など全国9万5,500箇所のWAON加盟店で利用された場合、売上金の一部をイオンから「吉野桜基金」に寄付することで、吉野山の桜の保全に役立ててもらう。
今後は、「吉野さくらWAON」での決済に加えカードの別機能を活用し、訪れた観光客に観光をより楽しんでもらえるように観光施設の割引などの特典サービスを実施するという。