2022年1月26日19:09
ヤフー、フルタイムシステム、ヤマト運輸の3社は、ヤフーが提供するネットオークションサービス「ヤフオク!」およびフリマアプリ「PayPayフリマ」の商品を、フルタイムシステムが設置した「フルタイムロッカー(宅配ロッカー)」から非対面で発送できるサービスを開始する。フルタイムシステムは本サービスに対応するロッカーの設置を順次進め、2022年1月にサービスを開始予定、2023年3月までに全国3,000棟のマンションでの導入を目指す。
これまでもヤフーとヤマト運輸は連携し、2016年に「ヤフオク!」、「PayPayフリマ」向けの匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」を提供開始、2018年にオープン型宅配便ロッカーPUDOステーションからの非対面発送に対応、2020年にはポスト投函型配送サービス「ネコポス」を個人間取引において最安値で提供開始したという。さらに、ヤマト運輸の配送商品「EAZY」の導入により、置き配を含めたさまざまな受け取り方を可能にするなど、利用者の利便性向上に向けた取り組みを行ってきたそうだ。
今回、フルタイムシステムとの連携により、24時間365日好きな時間に自宅マンションのフルタイムロッカーから「ヤフオク!」、「PayPayフリマ」の商品発送を可能とすることで、「新しい生活様式」における非対面配送の連携を強化し、さらなる利便性向上を目指す。
同サービスに対応するフルタイムロッカーが設置されたマンションに住むユーザーは、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の商品の発送方法で「宅配ロッカー」を選択すると、自宅マンション内のフルタイムロッカーに商品を入庫するだけで、ヤマト運輸が商品を集荷し非対面で発送手配が完了する。対象となるロッカーは、フルタイムシステムのカスタマーサイトにて確認可能になる予定だ。
今後は、全国のマンションにフルタイムロッカーの設置を進めるとともに、既存のフルタイムロッカーについてもシステム導入を検討し、2023年3月までに全国3,000棟での導入を目指す。商品の受け取りに加え、発送における利便性を高めることで、ユーザーへさらなる付加価値を提供していきたいとした。
なお、「フルタイムロッカー」(宅配ロッカー)はセキュリティの高いコンピュータ制御式ロッカーで、専用ICカード、ICキーをかざすと荷物の受け取りができ、ロッカーに荷物が届くと着荷の通知メールが届くそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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