2022年4月6日6:50
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、銀行・カード会社など金融機関のBaaS(Banking as a Service)を支援するASPサービス「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」に、 新たに「イシュイングゲートウェイサービス」「ネットワークサービス」「FEPサービス」の3つの新サービスを2022年4月5日より提供開始する。
銀行やカード会社などの金融機関はキャッシュレス社会を創出するため、金融機能をサービスとして提供するBaaSへの取り組みを強化しており、GMO-PGではこのBaaSを支援する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を2017年より提供している。
昨今、銀行・カード会社等の金融機関がシステム変更の実施や新規に事業を立ち上げる場合、事業開始までにスピード感が求められながらも、セキュリティ対策への多くの投資・システムの安定性が求められているのが現状だ。
このような背景のもとGMO-PGは、銀行・カード会社等の金融機関や金融機能を保有している事業者が、新たな金融サービス展開や金融事業全体にかかるコストを削減できるよう、 「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」に3つの新サービスを追加した。
イシュイングゲートウェイサービスは、自社基盤や既存金融機能を活用してより簡便にイシュイングビジネスを展開できるよう、カード番号管理・ブランドネットワーク接続・ベンダー接続といった各種カードのイシュイングに必要な機能を提供するサービスだ。同サービスを利用することで、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの発行を新たに行う時に、自社のシステム保有資産を活用して新たな決済インフラを構築することが可能だ。またカード情報はGMO-PGが管理するため、PCI DSSへの対応範囲を極小化でき、イシュイングビジネスにおけるセキュリティ対応負荷の軽減を実現するそうだ。
ネットワークサービスは、金融ビジネス展開に必要なネットワークや関連サービス事業者との接続(イシュア・アクワイアラ・国際ブランド・信用情報機関・銀行・印刷会社・TSP(Token Service Provider)など)を提供するサービスだ。GMO-PGが各ネットワークの仕様に合わせて接続するため、例えば、各ネットワークや関連サービス事業者と直接接続を行うことが可能となり、コスト削減や多様なインターフェイスとの接続ができる。また接続先の追加も随時できるため、 廉価に複数の接続ができるという。
FEPサービスは、カード取引等に必要な対外接続システムとオーソリゼーション機能を提供するサービスだ。高い処理能力と可用性により、取引量の増加に対しても、基幹システムへの負荷を抑えたシステムの安定稼働を実現するとしている。