2022年4月11日18:40
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(アメリカン・エキスプレス)は、日本を含む世界7カ国(日本、米国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、インド、イギリス)で 2022年 2月3日~11日に実施した旅行に関する意識調査「アメリカン・エキスプレス・トラベル グローバル・トラベル・トレンド・レポート」を発表した。同調査から、日本の回答者の多くが2022 年に旅行をすることについて概ね好意的に捉えていることがわかったという。
「2022 年に旅行をすることについてどう捉えていますか?」という質問に対して、「希望に満ちている(35%)」と答えた人が最も多く、また、別の質問では「2022 年のゴールデンウィークに旅行をすることを検討している」と答えた人が 50%にのぼるなど、多くの日本の回答者が直近の大型連休であるゴールデンウィークの期間中に何らかのかたちでの旅行の計画をしていることがうかがえる結果となった。
2022 年の旅行に関連する支出についても、日本では回答者の 69%が、2022 年にはコロナ禍前の年と比較して、同程度かそれ以上の額を旅行に費やすと回答している。その中でも宿泊への支出意向が日本では最も高く、旅先での観光などのアクテビティ以外に、宿泊での上質なホテル体験なども満喫したいという傾向が表れている。2022 年に予定している旅行の頻度と期間において、世界7カ国の平均では「短期での旅行を複数回(28%)」、「長期での旅行を 2-3 回(24%)」となっている一方、日本は「短期での旅行を複数回(46%)」、「長期での旅行を 2-3 回(17%)」と短期間の旅行を予定している人が多いそうだ。
支出する項目について、日本では一回あたりの旅行での支出意向額の平均が 「1 位:宿泊(48 万 2418円)」、「2 位:旅行保険(12 万 283 円)」、「3 位:移動(5 万 448 円)」となっている。「宿泊」は調査対象の7カ国全てで1 位になっている項目だが、日本の48万 2,418円は7カ国中で最も大きい額となっており、2番目に額面の大きかった米国の2,334米ドル(1 米ドル=120 円換算で、約28万80円相当)を大きく上回る結果となっている。
また、支出項目の上位 3 位内に「旅行保険」が入っているのは 7 カ国中で日本のみで、不測の事態による予定の変更などを余儀なくされた際の対応を重視する傾向が見られている。
旅行で訪れた際に、その地域の支援につながる活動として、「旅行中にその地域で生産された食材を食べることが最も地域貢献につながり意義を感じられる(73%)」、「旅行中にその地域の中小規模のお店で買い物や食事をすることが地域貢献につながると感じられる(71%)」など、日本は地場の食材を食べることや、そのエリアに根差す中小規模のお店で買い物や食事をすることに、地域貢献などの意義を感じる傾向が強い結果となった。
さらに、2022 年に旅行で訪れたい世界の大陸/エリアを聞いたところ、日本は上位3位がアジア(41%)、ヨーロッパ(34%)、オーストラリア/オセアニア(20%)という結果となった。アジアの国で訪れたい旅行先としては、日本(40%)、シンガポール(23%)、韓国(20%)となっており、海外旅行よりもまずは国内旅行に目が向いていることが表れている。
世界7カ国の平均では、2022 年に旅行で訪れてみたいアジアの国として、上位 3 位が日本(40%)、シンガポール/タイ(同率で 23%)となっており、また「2022 年の旅行で、一生に一度は行ってみたいアジアの国にいけるとしたら、どの国に行きたいか?」という問いに対しても世界7カ国の平均で上位 3 位が日本(25%)、インド(18%)、シンガポール/タイ(同率で 10%)となっており、海外旅行が本格的に再開した際、引き続き強いインバウンド需要が日本にあることを示す結果となっている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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