2022年8月8日18:47
ペイパル(PayPal)は、世界の14の市場(日本、中国、香港、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、メキシコ、ブラジル)の1万4,000人(過去3カ月以内にオンライン購入をしたことがある18歳以上、調査期間:2021年12月~2022年1月)を対象として実施したグローバル調査「2022年ペイパル海外通販レポート」(PayPal 2022 Borderless Commerce Report)を発表した。同調査は、世界の主要マーケットにおける最新の動向や消費者の考えや行動に対する理解を深めることで、世界市場を視野に入れた企業が商機を引き出すための一助となることを目的とした。
調査の結果、世界的に経済が不透明であるにもかかわらずオンライン販売は急増、海外通販も「当たり前」の時代になったという。オンライン販売は、在宅勤務の増加にともない、2020年から2021年 にかけて7,000億米ドル急増した。実際、世界のオンライン小売業による売上高は、2025年までに50%増加し、7.4兆米ドルという驚異的な市場に発展すると予想されている。これはイギリス、ドイツ、香港、中国のGDPを合わせた数字より大きな額だ。
同調査では、「2020年の時点よりも海外通販を利用することに抵抗がなくなった」と感じている消費者は42%となった。消費者は、海外通販を利用する際の不安要素を取り除くため、不正防止、現地通貨での支払い、豊富な支払いオプションなどの新たな機能を求めているという。
また、依然として海外通販利用者が最も重視するのが「価格」だ。消費者は、生活全般での相次ぐ値上げを懸念している。今回の調査でも、消費者の61%が「価格が安いなら配送に時間がかかっても待ちたい」と回答した。
さらに、半数以上の消費者が「人と社会に有益な取り組みを行うブランドを優先して利用したい」と考えている。自社ブランドの価値として透明性をうたう企業は増えている。
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