2022年9月2日19:40
GMOペイメントゲートウェイの連結会社であるGMOペイメントサービス(GMO-PS)は、BtoC EC事業者向け後払い決済サービス「GMO後払い」の請求方式である、紙請求書を必要としない「電子バーコードタイプ」を、2022年9月1日より拡充すると発表した。
「電子バーコードタイプ」では、購入者は紙請求書ではなくスマートフォン上に支払い用の電子バーコードを表示して支払うといった方式のため、導入するEC事業者は紙請求書の送付・同梱が不要となり業務効率化やペーパーレス化が実現できるという。これまでは自社アプリを提供するEC事業者のみ利用可能だったが、このほどEC事業者で「電子バーコードタイプ」の利用ができるよう、「電子バーコードタイプ webブラウザ版」を追加する。

また、9月1日正午の注文分より、ZOZOが運営するファッションEC「ZOZOTOWN」の「ツケ払い」で、「電子バーコードタイプ webブラウザ版」の利用が開始された。
なお、「電子バーコードタイプ」は、SMBCファイナンスサービス、およびブリースコーポレーションが提供する「PAYSLE」の仕組みを活用している。
GMO-PSは、「GMO後払い」の請求方式として2019年12月より提供している紙請求書を必要としない「電子バーコードタイプ」をより多くのEC事業者が利用できるよう、 既存の「電子バーコードタイプ スマホアプリ版」に加え、「電子バーコードタイプ webブラウザ版」を新たに追加している。「電子バーコードタイプ webブラウザ版」は、紙請求書を購入者に送付や商品に同梱して発送する代わりに、コンビニ支払用の電子バーコード等を表示するURLを購入者にメールで送る請求方式で、購入者は受け取った電子バーコードが表示されたスマートフォンの画面をコンビニ店舗のレジで提示などをして支払いを行う。そのため、導入するEC事業者は、請求書の発行や送付・商品への同梱が不要となり業務効率化につながるほか、後払い決済の提供において紙請求書が発生せずペーパーレス化が実現できる。また、「スマホアプリ版」の利用は自社アプリが必要だったが、「webブラウザ版」では自社アプリが不要となる。
「電子バーコードタイプ」の電子バーコード発行費用は、今回の「webブラウザ版」追加にあわせて「スマホアプリ版」「webブラウザ版」ともに170円/件(税抜)となり、紙請求書の発行費用「封書タイプ(215円/件(税抜))」「圧着ハガキタイプ(185円/件(税抜))」に比べ安価に利用可能だ。
なお、9月1日より、契約時から半年間(6か月)、電子バーコード発行費用を特別に160円/件(税抜)で提供するそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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