2022年10月3日19:36
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、および三井住友カードとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCCグループ)、CCCMKホールディングス(CCCMKHD)は、 SMBCグループとCCCグループとの間の資本・業務提携に関し、基本合意書を締結したと発表した。
三井住友カードを有するSMBCグループと、7,000万人が利用し、提携店舗数15万店舗(5,000を超えるポイント提携企業)を有する共通ポイント「Tポイント」の会員基盤を有するCCCグループは、 最も支持されるポイントブランドと日本最大級の決済・ポイント経済圏を構築し、両社グループの会員・加盟店等に、よりお得で便利な顧客価値が高いサービスを提供することを目的として、資本・業務提携に関する基本合意書を締結した。
2020年6月にSMBCグループの共通ポイントとしてサービスを開始した「Vポイント」は、 貯めたポイントが世界中のVisa加盟店で利用できる汎用性を強みとしている。一方、Tポイントは、キャッシュレス決済や現金払いなどあらゆる決済手段で、Tカード/モバイルTカードを提示することでポイントが貯まる、使えることを強みとしている。
同業務提携においては、 三井住友カードとCCCMKHDのポイント事業を統合し、VポイントとTポイントを統合した新たなポイントブランドを創出すべく協議していく。資本提携として、 決済・ポイント事業の共同運営実現のために、CCCMKHDをSMBCグループとCCCグループの共同事業会社化し、株式をCCCが6割、SMBCグループが4割の割合で保有することを目安として、両社で協議していく。
なお、基本合意の最終的な契約となる資本・業務提携契約については、 2022年12月31日までに締結する予定だ。統合に向けては慎重に協議するそうだが、三井住友カードの広報によると2024年春までの統合を目指して準備するとのこと。
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ペイメントナビ編集部
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