既存の決済インフラでCBDC取引ができる実証実験(JCB/IDEMIA/Soft Space)

2022年10月25日9:50

ジェーシービー(JCB)は、IDEMIA(フランス)、Soft Space Sdn. Bhd. (マレーシア)と提携し、中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currency:CBDC)向け決済ソリューションの開発および実証実験「JCBDC」プロジェクトを開始した。

現在世界各国にてCBDCに関する検討や実装が進みつつあり、日本でも、日本銀行がCBDCの検討および実証実験を行っている。今後「一般利用型CBDC」が導入される時、既存の決済インフラとの融合や、スマートフォンを利用しない層(高齢者や子供など)も含めたユーザーにとってフレンドリーな環境の提供などが課題だ。これらの課題を解決することで、利用者およびCBDC取扱店舗の双方にとって利便性の高い決済インフラを提供することが重要になる。

そこでJCBは、IDEMIA・Soft Spaceとの協業により、既存のクレジットカードの決済インフラをそのままCBDC向けに開放すること、カード形状のCBDC向けユーザーインターフェースを提供することの2点につき、技術的可能性の検討を進めてきた。

今回、技術的な実現の目処が立ったため、3社共同で決済ソリューションの開発および実証実験「JCBDC」プロジェクトを行うこととなった。

3つの機能からなるソリューションを開発(JCB/IDEMIA/Soft Space)

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