2022年12月19日7:20
西日本鉄道が出資するネクスト・モビリティ(福岡市)は、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」が2023年2月1日より福岡県宇美町に導入されることに合わせ、コミニュケーションアプリLINEを通じた配車予約サービスを開始すると発表した。
西鉄とネクスト・モビリティは、2022年3月に宇美町と「宇美町における持続可能な公共交通体系の構築に向けた研究に関する協定」を結び、宇美町における公共交通ネットワークについて研究を行ってきた。研究の結果、現在宇美町エリアで運行している福祉巡回バス(ハピネス号)を廃止し、宇美町全域で「のるーと」が導入されることとなった。
このほど、宇美町への「のるーと」導入に合わせ、宇美町のLINE公式アカウント内で「のるーと」が予約できる機能を導入する。LINEでオンデマンドバスの予約が可能となるのは九州初で、のるーと専用アプリのダウンロードをしなくても利用ができ、LINE上で利用者登録から乗車予約までが完結する。
シニア層においても高いインストール率となっているアプリを通じての利用が可能となることにより、同層に加え、観光客やイベント参加者といった初めて訪れる人でも、使いやすい交通モードになると考えているそうだ。また、自治体のLINE公式アカウントとの連携により、効果的に周知が可能で、認知から利用までをシームレスにつなぐという。
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ペイメントナビ編集部
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