2023年3月14日8:30
東急トランセ(東京都目黒区)は2023年3月16日から、東京・渋谷の新たな観光アトラクションとして、渋谷・原宿・神宮外苑・表参道エリアを周遊する定期観光バス「SHIBUYA STREET RIDE」の運行を開始する。決済手段の一つに、ネットスターズ(東京都中央区)が提供するマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を採用した。車内での運賃の支払いに、中国、台湾、韓国、タイの海外サービスを含む13ブランドのQRコード決済などに対応する。(ライター:小島清利)
2階建てバスからの眺めと
音声ガイドを聞きながら、渋谷の魅力を堪能
「SHIBUYA STREET RIDE」の運行開始を前に3月13日午前9時20分から、渋谷フラクス1階「shibuya-san」で開業セレモニーと関係者が参加した試乗会が行われた。バスを運行する東急トランセ 取締役社長 古川卓氏は「屋根の無い2階建てオープントップバスでこのエリアを周遊し、すり鉢状の独特な地形に、世界でも類を見ない新たなカルチャーを生み出し続けている渋谷の街の魅力を楽しんでいただけます」とあいさつした。
2階建てオープントップバスで、車内には多言語音声ガイドシステムと、映像モニターを座席上部に設置している。客席から渋谷の街並みや観光スポットの景色を眺めながら、様々なスポットにまつわる文化・歴史的背景を解き明かしていくカルチャーガイドクルーズを楽しむことができる。
バス降車後には、on the trip(東京都港区)が提供するアトラクション乗客限定「渋谷エリア街歩きガイド」のパスワードがもらえる。スマートフォンで街歩きガイドにアクセスし、「あなただけの渋谷」を探す街歩きに繰り出すこともできる。
渋谷周遊コースの運行日・運行時間は、水曜日から日曜日および祝日を予定している。渋谷駅(渋谷フクラス9番のりば)発で1日5便。運行日、運行日ごとの運行便に関する詳細は、東急バスホームページで確認できる。運行コースは、渋谷駅(渋谷フクラス)、スクランブル交差点、公園通り、原宿、国立競技場、神宮外苑、表参道、明治通り、道玄坂、渋谷駅(渋谷フクラス)。1周50分から60分程度で、途中乗降はできない。
「SHIBUYA STREET RIDE」の普通運賃(消費税込み)は、中学生以上の大人が3000円で、小学生以下の子供が1500円。WEB決済割引運賃は大人が2,500円。3月16日から3月22日運行分は、開業キャンペーンの特別料金で乗車できる。WEB予約は「発車オーライネット」。
また、東急グループでは、国内最大級のホテルとエンタメの超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」の開業を2023 年4月14日に予定しており、開業後は、同タワーに「SHIBUYA STREET RIDE」のアクセスコースを加えることを計画している。
国内外のQRコード決済13ブランドと
Visa、Mastercardに対応
東急バスの下馬営業所では3月13日午前11時過ぎから、ネットスターズによる、マルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」の概要説明と、QRコード決済での運賃支払いデモが行われた。
定期観光バス「SHIBUYA STREET RIDE」は、インバウンド(訪日外国人観光客)の利用も想定しており、周遊スポットの魅力を、多言語音声ガイドシステムや車内モニターでガイドするサービスを展開している。料金の支払いについても、国内外の観光客の利便性を考慮し、車内での料金支払いにも対応するため、ネットスターズのマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を導入した。これにより、国内外のQRコード決済合計13ブランドが運賃支払いに利用できる。
「StarPay」導入により可能な車内でのキャッシュレス決済は、国内決済サービスが、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY、メルペイ、ゆうちょPay、BankPayの7ブランド、海外決済サービスが、中国のWeChatPay、AliPay+、銀聯QR、台湾のJKOPAY、韓国のGLN、タイのPromptPayの6ブランドが利用できる。
マルチ決済の新端末「P2 PRO」を初導入、
今後の機能拡張の予定は?
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