2023年4月21日20:00
オリエントコーポレーション(オリコ)は、B2B向け決済・金融サービス等を展開するデジタルガレージ(DG)と提携し、ビジネスカードを利用した事業者間取引の請求書カード払いサービス「OBS(Orico Business payment for SME)」の取り扱いを、2023年4月24日より開始すると発表した。
「OBS」は、売り手企業がカード決済を取り扱いしていない場合でも、オリコが支払代行事業者として事業者間決済の間に入ることでカード決済を可能にするサービスだ。「OBS」の導入により、買い手企業のキャッシュレス化による業務効率の改善、および資金繰りの改善など、中小企業の経営課題の解決を支援するという。
同サービスの役割として、「OBS」のサービス主体であるオリコが、支払代行事業者およびアクワイアラになることに加えて顧客獲得を中心としたマーケティング全般を担う。また、業務提携先のデジタルガレージが、システム開発全般および保守・オペレーション・カスタマーサポートの役割を担うそうだ。
今後の展開として、オリコの加盟店やビジネスカード会員をはじめとしたオリコ独自経済圏の顧客基盤に加えて、みずほ銀行や地域金融機関とのアライアンスを活用するなど、ニーズが明確化している買い手企業へのアプローチを進めていくという。
また、OBSの提供にとどまらず、請求代行サービスやクラウド会計サービスと連携するなど、中小企業の会計をトータルサポートする機能・サービスを拡張するとともに、これらのデータを分析・活用した新たなサービスの開発を進める。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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