2023年5月25日13:30
凸版印刷は、商品をテーマごとにレコメンドできるデジタルチラシ製作サービス「未来のチラシ」を、2021年3月より提供しているが、同サービスにおいて生活者の口コミ情報に基づいて商品群をレコメンドする「ハッシュタグチラシ」や、動画で訴求力を高める「動画チラシ」機能の提供を行ってきた。このほど「未来のチラシ」に、生活者が「性別」「年代」「好みのカテゴリー」を選択することで、個人に合わせた特売商品がレコメンドされる機能「パーソナルDBチラシ」を2023年4月より追加した。
従来のデジタルチラシ/紙チラシでは、特売やEDLP(Everyday Low Price:商品を一定の期間同じ低価格で販売する価格戦略)施策を始めとする「価格」のアピールに主眼が置かれ、その商品がすすめられている理由の訴求が少ないため、他社との差別化ポイントを伝えることが難しく、生活者に本当に伝えたい情報を十分に訴求できないという課題がある。
このような中で凸版印刷の「未来のチラシ」は、店舗ごとに構築された商品情報データベース上の各商品にさまざまなキーワードをタグ付けすることで、価格以外の商品の魅力を伝えることができるという。今回、「未来のチラシ」にさらに個人の嗜好や属性に合わせて商品を検索できる機能「パーソナルDBチラシ」機能を追加した。これにより、生活者が自分に最適化された特売情報を入手することが可能になるそうだ。
価格は、パーソナルDBチラシ利用料が5万円から、未来のチラシ利用料が初期費用30万円・月額利用料20万円からとなる。凸版印刷は、「未来のチラシ」「パーソナルDBチラシ」機能を、GMS/食品スーパー/ドラッグストア/ホームセンターなどを中心に提供を進め、2025年までに「未来のチラシ」関連で累計10億円の売り上げを目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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