2023年6月1日7:20
LayerXは、法人カード「バクラクビジネスカード」において、カードの領収書をアップすると、AIが自動的に利用明細と紐付けする機能を公開した。
法人カード(コーポレートカード)利用時に仕訳などを適切に処理するためには、領収書の回収とカード明細の照合業務が必要だ。一方で同社調査によると、領収書などの証憑を全て回収できている会社は半数未満となっており、2023年10月から開始するインボイス制度を見据えた上で、回収業務を開始するケースが非常に多いと見込まれている。その場合、回収した領収書とカード明細の照合業務が新たに発生することとなり、インボイス制度の開始に伴って、企業負担が増加することが想定される。
バクラクビジネスカードに今回追加した機能を使うと、カードを利用した従業員は、決済後に取得する紙または電子の領収書写真を撮って管理画面にアップするだけで、AIが自動的にカードの利用明細と紐付け、利用処理を完了することができるという。またアップされた領収書データは、電子帳簿保存法の要件に従ってタイムスタンプが付与されて適切に保存されるので、紙の領収書を別途提出・保管する必要はないそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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