2023年7月4日7:50
全日本空輸(ANA)とジェーシービー(JCB)は、植物由来の原料(バイオマス)を一部に使用したANA JCBカードを2023年7月3日より発行開始する。これは航空会社として初めての取り組みとなる。また、同カードでは、カード情報を裏面に集約し、利用時のカード情報の盗み見等のリスクを低減している。
同カードは、バイオマス基材を一部に使用したタッチ決済機能搭載のクレジットカードだ。バイオマス基材を重量比で約25%使用しているため、焼却時のCO2排出量と植物が生育する際のCO2吸収量を一部相殺でき、CO2排出量の抑制と石油等の有限な資源の使用量削減につながる。従来の石油由来の原料によるカードの焼却時と比較し、バイオマスカード1枚あたりCO2排出量を約3.9g抑制する効果がある。
なお、バイオマス基材を使用したANA JCBカードは、ANA JCB一般カードとANA JCB ワイドゴールドカードの2種類となる。
JCBは、2015年 12月に採択されたパリ協定と、その後の脱炭素に向けた国際機運の高まりを受け、主要拠点の CO2フリー電力への切り替えとオフィスの省エネルギー化により、グローバルベースで温室効果ガス(以下、GHG)の自社排出量の削減を目指している。2022 年度の GHG 自社排出量は、CO2 フリー電力への切り替えと省エネルギー策により、2013年度比で 54.4%減少し、削減目標を達成した。
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