2023年7月12日7:20
EDAHAは、2023年7月20日、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.と提携し、企業間決済のDX化推進に向けた取り組みを開始すると発表した。
国内における企業間決済の大半は銀行振込であり、個人間決済と比べると、中小企業を中心としたキャッシュレス化・DX化が遅れている現状があるという。こうした状況を受け、同社では自社開発システム「エダハシステム」の利用をアメックスの法人顧客に促すことで、導入企業の経理回りのDX化を図るという。また、同システムの導入に加えてクレジットカード決済を選択することで、「支払い遅延リスクの軽減」や「キャッシュフローの改善」なども期待できるそうだ。
エダハシステムは、企業間取引における見積もり、発注、納品、請求、決済履行を一元管理するシステムとなる。見積もりから決済履行まで横断的に利用することができ、社内での利用だけでなく、取引先とも共同で利用できることから、取引先をも巻き込んだDX化ができるツールであるという。電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しており、商品・サービスの検収時に請求決済できる「履行決済」は特許も取得している。
試験的に導入した企業では、商品受領時に相互承認し請求書が確定するための請求書発行工程を全て無くし、共有化・仕組化したことで、導入前と比べ約90%にあたる約270万円/月の経費削減に成功したそうだ。
同社では、物流業、小売業、製造業、産廃処理業などエダハシステムのニーズが高い業界を中心に、アメックスの既存・新規法人会員に対してシステムの導入・推進を進めていく予定だ。また、システム導入と合わせてクレジットカード決済を選択すると、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの年会費がポイント還元で実質無料になる特典も用意する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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