2023年8月21日13:43
ぐるなびは、2023年10月2日から、飲食店情報サイト「ぐるなび」の名称を「楽天ぐるなび」に変更すると発表した。1996年のサイト開設以来、初めての名称変更となる。
ぐるなびは、楽天グループとの間で、2018年7月に資本業務提携契約を締結し同年10月より両社の会員ID連携を開始。これによりネット予約において「楽天ポイント」を貯めることが可能になった。2023年8月1日時点で楽天ID連携会員数は750万を突破し、ネット予約件数の拡大による送客強化に努めている。同ID連携会員数を早期に1,000万とすることで、ネット予約送客のさらなる拡大につなげるそうだ。
今回の「楽天ぐるなび」へのサイト名称変更を機に、「楽天ポイント」が貯まるサイトとしての認知拡大を図るとともに、楽天会員にとってさらに利便性・利得性の高いサービスを目指したサイト変革に着手する。まずは、楽天が提供するクーポンサービス「RaCoupon」(ラ・クーポン)を活用したネット予約クーポンの追加開発をはじめ、楽天会員向けの機能を強化するなど、ユーザー・飲食店双方にとってメリットとなる新たな価値を提供し、サイトの利用価値を高めるそうだ。加えて、サイト名称変更を記念した「楽天ポイント」が貯まるキャンペーンも開催予定だ。
これらの取り組みを通じて、楽天グループが展開する70以上のサービスを有機的に結びつけて形成する「楽天エコシステム(経済圏)」における飲食店予約サイトとしてのプレゼンスを確⽴・拡⼤し両社の連携強化を推進するという。
なお、ぐるなびは、2023年度から2025年度までの中期事業方針として「飲食店DXのベストパートナー」となることを目指し、「ぐるなびサイトの変革」「モバイルオーダーサービスの第2の基幹サービス化」「マーケティングエージェントの確立」「DXサービスの拡充」に注力している。今回のサイト名称の変更は「ぐるなびサイト変革」の主要施策としての位置づけとなるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト