2023年10月6日7:00

テモナは、かっこと技術提携し、ECにおける不正注文検知&自動処理サービス「ECield(イーシールド)」を2023年10月2日にリリースしたと発表した。テモナのD2Cビジネスに特化したEC事業者1,000社以上へのカート導入実績に裏付けされるノウハウと、かっこのデータサイエンスの技術とノウハウの融合により、不正注文を防ぐという。

EC事業において、クレジットカードの不正利用、イタズラ注文や転売目的の注文、リピート通販(サブスク)特有の初回特典を狙った同一複数注文などの不正被害は増加傾向にある。一般社団法人日本クレジット協会(2023年9月)によると、前四半期(2023年4月~6月)の不正利用被害額は141.0億円となり前年同期比で32.7%の増加となっている。不正に利用されたクレジットカードによる注文は、チャージバックを経て、多くの場合EC事業者が負担することになり、EC事業運営における課題の1つとなっている。

注文申込フォーム内の入力情報とホワイトリスト/ブラックリストを利用して自動検知を行う(電話注文受付時にも検知機能の利用が可能)(テモナ/かっこ)

ECieldでは、サブスクD2Cに特化し、EC事業者1,000社超のカート導入実績によって蓄積されたビッグデータで効果的に不正注文を排除する。また、ショッピングカート、受注チャットボットとの自動連携により、不正注文の処理(チェック、出荷止め)を完全自動化。テモナの提供する「たまごリピート」「サブスクストア」にも対応している。さらに、優良顧客を自動で見極め、追加自動オファーや決済方法の自動変更を行うことでLTVの最大化と決済コストの最小化を実現するそうだ。

ECieldでは、いたずら注文・転売屋注文・アフィリエイト報酬目的の注文など、高い広告費をかけても費用回収できない消費者からの注文を未然に検知し、出荷停止・割引価格から通常価格への自動変更などの処理を行い、事業者の損失軽減につなげるそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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