2023年10月16日7:20
鹿児島県の南日本銀行、鹿児島相互信用金庫、および鹿児島銀行は、2023 年 3 月 17 日付の「Payどん事業に関する基本合意書」に基づき、「Payどん」を活用したキャッシュレス事業について共同で準備を進め、このほど三行庫で事業を開始すると発表した。あわせて、さらなる地域のキャッシュレス化の促進に向けて、鹿児島信用金庫とも協議を行い、同事業の趣旨に賛同してもらい、基本合意書を締結した。鹿児島信用金庫の事業開始は2024年4月頃を予定している。
四行庫が協力して同事業に取り組むことで、キャッシュレスの一段の普及とともに地域内における資金循環を促進し、地域のさらなる経済活性化に取り組むことを目的としている。
これにより、Payどんアプリでの決済、加盟店の売上代金入金について、鹿児島銀行の口座に加え、南日本銀行または鹿児島相互信用金庫の口座が選択可能(一行庫のみ選択)だ。Payどんアプリの基本機能(決済、個人間送金、ポイント付与、地域振興券)については、いずれの金融機関を選択しても利用可能だ。各行庫にて、Payどんユーザーおよび加盟店の拡大、サポートを行う。
事業開始日にあわせ、南日本銀行、鹿児島相互信用金庫、鹿児島銀行の三行庫でキャンペーンを実施。新規加盟店申込キャンペーンでは、2023 年 10 月 16 日~2024 年 1 月 31 日までの期間中に新規加入申し込みした加盟店に対し、2024 年 3 月末までの決済手数料が実質 0 円(全額キャッシュバック)となる取り組みを行う。また、新規口座登録キャンペーン では、上記期間中にPayどんを新規ダウンロードし、口座登録まで完了したユーザーに対し、Payどんポイント 500 円相当をプレゼントする。
今後、さらなる地域金融機関との連携に向けて、引き続き協議を重ねていく。あわせて、自治体などが実施するキャッシュレス促進事業や地域振興事業への活用を促進するそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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