2023年10月31日20:30
オリエントコーポレーション(オリコ)は、デジタルガレージの子会社で決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)と提携し、決済端末が不要なキャッシュレス決済サービス「Orico CloudPay Neo(オリコ クラウドペイ ネオ)」の提供を、2023年10月より開始した。
「Orico CloudPay Neo」は、加盟店の店頭で1つのQRコードを読み取ることで、クレジットカードやコード決済など、複数のキャッシュレス決済が利用できるサービスだ。加盟店は、キャッシュレス決済端末の設置にかかる初期費用や維持費用、同サービスの利用料などが不要になるため、キャッシュレス決済を手軽に導入・稼働できるという。加えて、DGFTが決済サービス各社との契約や売上金の精算を一括で対応するため、加盟店の精算業務の負担が軽減されるそうだ。
利用者はスマートフォンで QRコードを読み取り、表示される決済画面に受付番号と支払金額を入力する。その後、クレジットカードやバーコード決済などの希望する支払方法を選択して、支払いが完了する流れだ。対応する決済は、国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB・AMEX・DinersClub)、バーコード決済の「PayPay」「メルペイ」「auPAY」「d払い」、「Apple Pay」「Google Pay」となる。
オリコとDGFTはこれまでも、非対面決済サービス「OricoPayment Plus(オリコペイメントプラス)」のOEM提供で2014年から協業している。今回は対面用の決済サービスとして「Orico CloudPay Neo」の提供で協業した。
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ペイメントナビ編集部
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