2023年11月13日18:30
フライトソリューションズは、タッチ決済を市販のAndroid端末で実現するTapion(タピオン)において、近年飲食店を中心に導入が進んでいるテーブルトップオーダー(TTO)に最適なNFC・LTE搭載Androidタブレット「Tapionタブレット」を販売すると発表した。これにより、Androidタブレットの持つ機能はそのままに、座席でもセルフオーダーからTapionでのテーブル会計までを実現可能になり、飲食店での店舗業務・オペレーションの大幅な効率化を図れるという。なおTapionタブレットは2024年初旬頃よりパイロット運用加盟店にて評価・運用を開始し、2024年春頃を目処に量産を開始する予定だ。
Tapionは、タッチ決済を市販のAndroid端末で実現する技術「Tap to Phone」を使って開発された決済ソリューションで、専用決済端末の導入コストを抑えながらキャッシュレスを実現したいカフェ、カジュアルレストラン、キッチンカー、屋台、朝市などの小・中規模事業者、およびオフィスや家庭などへの訪問販売を行っている加盟店に向け2022年11月より展開している。なお、Tapionではシンプルなキャッシュレス決済ができる「スタンダード版」、POS機能や商品管理まで可能な「POS版」の2種類のラインナップがあるという。
同社では、2022年11月よりTapionのパイロット運用を開始して以来、TTOのテーブル会計としてTapionの引き合いをもらってきた。しかしTTOでは顧客がセルフオーダーする際、大画面を有しているタブレットが必要となる一方で、AndroidではNFCが搭載されているのは主にスマートフォンのみとなり、現在、特殊用途を除いてはAndroidタブレットにNFCが搭載されている商品は販売されていなかった。このような背景から今回、汎用のAndroidタブレットにタッチ決済で必要な機能を搭載した「Tapionタブレット」の製品化を行った。TTO導入を検討している飲食店としては、主に複数フロアに展開している大型店舗や個室を多く有している店舗、また訪日外国人が多い店舗などが挙げられ、今後Tapionタブレットを軸にTTOアプリケーションを提供しているベンダー様と協業を進め、積極的に販売促進をしていく予定だ。
またTapionタブレットには2Dバーコードリーダーを標準搭載しており、各種QRコード決済、クーポンの読取にも対応していく。なおTapionタブレット搭載の2Dバーコードリーダーは、一般的なタブレット内蔵のカメラとは処理時間、および処理精度が大きく異なり、テーブル会計でのよりスマートなQR決済を推進するという。さらにTapionタブレットのオプションとして回転スタンドも用意しており、TTOだけではなく、集合レジなど対面接客を想定した店舗運用まで考慮した設計となるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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