2023年11月22日7:50
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro) は、2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みの一環として、2024年度末までの導入を目指している「ウォークスルー型顔認証改札機」の設置を、2023年11月23日から開始する。
Osaka Metro では、顔認証改札機の実用化に向けた課題抽出や検討基礎データの取得を目的に、2019年度からOsaka Metro 社員を対象にした実証実験を開始し、2022年度には車いすの使用者を対象にした実証実験を実施した。
このほど、実証実験の内容を踏まえて本格導入の目途が立ったことから、2023年11月23日にOsaka Metro 御堂筋線 なんば駅北東改札へ顔認証改札機を設置し、2024年度末の利用者への開始に向けて、順次設置を進める。
Osaka Metro は、顔認証によるチケットレス改札機の導入を進めることで、ストレスフリーな改札の実現を目指す。
尚、顔認証改札機の製造を高見沢サイバネティックスが担い、顔認証システム構築をパナソニック コネクトが手掛けている。
同実験では、顔認証用カメラは常時稼働しているが録画はしていない。顔認証用カメラで対象者(Osaka Metro 社員)の顔を検知、認識した時点で特徴点データに変換し、認証サーバにあるあらかじめ登録している情報との照合確認に使用する。また、対象者以外が誤って改札機を通行しようとした場合は、撮影した画像は直ちに削除する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト