2023年12月18日16:45
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)が、小規模事業者向けに新たに提供する経理業務DXアプリ「ポケット経理 請求支払」に、BtoB取引において請求書のクレジットカード払いを可能とする「請求書カード払い byGMO」を2023年12月18日より提供すると発表した。
2022年の電子帳簿保存法(以下、電帳法)の改正により請求書の電子化が進んだが、メールやチャットで届くPDFの請求書と郵送などで届く紙の請求書が混在することにより、請求書の保管や管理はより煩雑になりがちだという。特に従業員数が少ない小規模事業者においては、IT人材不足やシステム投資が難しく電帳法やインボイス制度への対応が遅れる傾向にある。
このような状況の中MJSは、小規模事業者向けに請求書を電帳法に準拠した電子データとして一括保存が可能なスマートフォンアプリ「ポケット経理 請求支払」を2023年12月18日より提供する。「ポケット経理 請求支払」では、同アプリ上から紙の請求書を撮影することで電子データ化して一括保存することができるほか、AI-OCRによりインボイス制度に対応した適格請求書かどうかを自動的に判定し、支払予定金額を合計表示することができるそうだ。
このほどGMO‐PGは、「ポケット経理 請求支払」に請求書のクレジットカード払いを可能とする「請求書カード払い byGMO」を連携することで、アプリ利用者が請求書受領後の電子データ化からカード決済までをスマホだけで行うことを実現し、MJSと共同で事業者のDX推進を支援するという。
なお、「請求書カード払い byGMO」は、GMO-PGがこれまで培ってきた企業間決済や審査・与信ノウハウを活かして提供するサービスで、事業者は口座振り込みなどは不要で、手持ちのクレジットカード(Visa・Mastercard)を使い簡易に決済が可能だ。また、クレジットカード払いにより支払期日を最大60日長くすることが可能なため、資金繰り改善にもつながるとしている。