2023年11月27日21:00
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、2023年11月27日から、BtoB取引において請求書のクレジットカード払いを可能とする「請求書カード払い byGMO」の提供を開始すると発表した。利用できる国際ブランドはVisa・Mastercardで、今後は他のブランドも追加予定だ。
「請求書カード払い byGMO」は、BtoB取引において、請求書を用いてクレジットカード払いを可能とするサービスだ。買い手企業は、GMO-PGが提供するWEBサイト上の専用ページにログインし、購入時に売り手企業から発行される請求書の情報を入力して、クレジットカードで支払いを行う。GMO-PGは、買い手企業によるクレジットカードでの支払い後、売り手企業に対して購入代金の立替払いを期日までに行う。買い手企業は、売り手企業が対応する決済手段にかかわらずクレジットカードで支払いができるほか、支払期日を最大60日長くすることが可能なため資金繰り改善につながるという。
BtoB取引において、売り手企業が売買時の支払い方法を銀行振込や約束手形などに限定している場合は、買い手企業にクレジットカードでの決済ニーズがあっても利用できない。また、「売上の入金までに時間を要する」「大量・大型受注で仕入に資金を回したい」といった資金繰りの課題により、支払日を延長したい買い手企業も少なくないという。
GMO-PGはBtoB取引において、Visaが提供するBtoB取引専用のクレジットカード決済システムの構築・運用等や、総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」の提供、売掛金を早期資金化する「GMO BtoB早払い(ファクタリング)」・売掛金の未回収を保証する「GMO BtoB売掛保証」などのファイナンスサービスの展開を行っている。また連結会社であるGMOペイメントサービスでは、BtoB取引向けの後払い決済サービス「GMO掛け払い」を提供している。
今回、これまで培ってきたBtoB決済および与信・審査のノウハウや知見を活かし、BtoB取引において請求書のクレジットカード払いを可能とする「請求書カード払い byGMO」の提供を開始する。BtoB取引の買い手企業は同サービスを導入することで、売り手企業が対応する決済手段にかかわらず、請求書を用いてクレジットカード払いを行うことが可能となる。また、クレジットカードの利用により支払日を最大60日長くすることができるため、資金繰りの改善につながるそうだ。
GMO-PGは、買い手企業を顧客に持つ銀行・クレジットカード会社、商社、業務用アプリケーション提供会社、FinTech企業などと提携し、同サービスを展開していく。第1弾としてユーシーカードと提携し、UCカードを利用する買い手企業に対して同サービスを提供するそうだ。