2023年12月27日13:42
LINEから利用できる一時保育の検索・予約&体験型保育サービス「あすいく」を提供するgrow&partnersは、シードラウンド(2023年11月末時点)として、JR東日本グループのCVCのJR東日本スタートアップおよびミナミホールディングスのCVCのミナミインキュベート、そして個人投資家2名を引受先とする第三者割当増資を行ったと発表した。今回の資金調達では「駅いく」や「メトいく」のような体験型保育のコンテンツを拡充し、さらに一時保育のマッチングプラットフォームとしての充実を図るという。
今後は協業パートナーやアライアンス先を拡大し、親子の笑顔が生まれる体験型保育コンテンツを拡充。育児、出産という日本の大きな社会課題の解決にも挑んでいくそうだ。
「あすいく」は、24時間365日、一時保育の空きをリアルタイムで検索し、そのまま予約、決済まで1分で完了できるシステムだという。
現在あすいくからオンライン予約できる保育施設の数は、東京都内を中心に約70。当日や翌日の予約ができるところも見つかる。登録ユーザーは4,000人を突破し、地元での託児だけではなく、外出先にあわせての検索や、地方から東京に来た時の子供の預け先などとして、保護者が利用している。
grow&partnersはJR東日本スタートアッププログラム2022秋の採択企業となる。JR東日本とgrow&partnersはJR東日本グループの持つ駅や鉄道のアセットを用いて子供の「すき」を伸ばし成長できる体験を提供し、親子の笑顔を創る「預けたくなる保育」の実証実験を行った。
第一弾として上野駅での一時預かり中に鉄道を学び体験するプログラム「駅いく」を実施、第二弾として地方の野外保育施設と地方ローカル線である小海線と協業し、旅する育児で地域の魅力と地方ならではの経験を体験する「山いく」を実施。第三弾ではアトレが運営するアトレ恵比寿と協業し館内で保育士が子供を預かり、小さい子供を育てる人にゆったりとショッピングやランチを楽しんでもらう時間を提供する「ハッピーをつくる保育」=「ハピいく」を実施した。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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