2024年5月24日10:30
2024年4月24日、25日に開催された「Retail Technology Show」では欧州で展開されるさまざまなPOSや決済端末が紹介された。海外の端末メーカーは近年、日本でも製品を提供しているが、本稿では展示された注目の製品を紹介する。
日本でも事業を展開するPAX Technologyでは、Androidに対応した端末を提供している。ハードウェアが8割、ソフトウェアが2割の比率ということだが、端末管理システムの「MAXSTORE」が欧州でも好評だという。日本の「リテールテックJAPAN2024」などでも紹介された各種端末が展示されたが、最新機種として5G対応の「A6650 5G」や「A920 MAX 5G」を紹介した。同社では4~5カ月ごとに新製品をリリースしているという。
Ingenicoのブースでは、手のひらをかざすだけで支払いが可能な手のひら静脈認証を紹介した。利用者は手のひらを登録し、静脈を通るヘモグロビン球の流れに基づいて本人確認を行う。今後1~2年で欧州での普及に期待している。
また、Diggecard(デジカード)とのオムニチャネル連携ソリューションを紹介した。同社はギフトカードサービスを提供している。有効化されていないカードを端末でスキャンすることで、お金をチャージしたり、ギフトを送ったりすることが可能だ。Ingenicoのペイメントプラットフォームアズアサービスである「PPASS」を活用して、ソリューションを構築した。例えば、社員への支払いをお金で行った場合は税金がかかるが、ギフトカードにすることでそれがかからないため、福利厚生でギフトカードを提供する会社、アンケートへの回答でギフトカードを贈るといった用途で使われているそうだ。
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